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平成29年度歯の作文小学校優秀作文

 
むし歯を科学する
文京区立関口台町小学校
6年 沖 汐龍
 
 歯の作文を書くにあたり、僕は以前科学雑誌でむし歯についての記事を読んだことを思い出して改めてじっくり読んでみました。さらにくわしく知りたくなり、インターネットで調べた結果、むし歯について理解が深まりました。
 むし歯の原因は、歯垢とストレプトコッカス・ミュータンスなどの細菌と食べ物の残りカス(特に糖分)そして時間が関係しています。歯垢とは、単なる食べカスではなく細菌と細菌の産物(酸やグルカンなど)が一体となった白色の粘着性物質の固まりのことです。
 なぜ糖分がむし歯の原因になるかというと、糖が細菌に分解され酸となり、この酸がエナメル質を溶かすからです。そのことを脱灰と言いむし歯が進行していきます。この時、歯垢が存在すると酸の拡散を妨げて高い酸の濃度を維持して脱灰が進みます。
 原因の細菌と口の中の環境を作用する糖分と歯その物の三つが重なり合うことでむし歯が発生します。
 むし歯にならないためには、よくかんで食べることです。よくかむと、だ液がたくさん出ることにより酸を中和したり菌を洗い流してくれます。また、その働きはだ液の量が多い程その力が大きいと考えられています。歯みがきをすることは大切でと知られていますが、特に夜寝る前の歯みがきは重要です。なぜなら、寝ている時は体の活動が低下しているため、だ液が出にくいからです。
 僕はむし歯になったことはありません。大学生の兄も同じです。そして祖父も今まで一度もむし歯になったことがなく、七十九才の今でも全ての歯が健康です。今年百十才になるひいおばあさんは、高齢でもお肉をかんで食べれるそうでびっくりしました。歯は遺伝も関係しているのかもしれないと僕は思いました。
 僕も祖父のようにおじいさんになってもむし歯のない健康な歯でおいしく食べるために、これからもよくかんで食べ、しっかり歯みがきをすることを決心しました。そして、今後歯の矯正もきれいな歯並びのためにがんばります。
 

 
家族の協力
江東区立第二大島小学校
5年 木村 心美
 
 六月一日に全国小学生歯みがき大会に参加しました。資料えいぞうをみたり、実際に自分の歯をみがいたりしました。予想していた以上に、自分の知らなかった事が多くて、びっくりしました。その中でも特におどろいた事を紹介します。
 はじめに、歯肉炎の見分け方です。歯ぐきの四つのサインで見分けることができます。健康な歯ぐきは、色はピンク色、形は三角でかたくしまっていて出血はありません。反対に歯肉炎の歯ぐきは、色は赤く、形は丸くてあつみがあり、ブヨブヨとやわらかくちょっとおすと出血があります。私は形のことについては初めて聞きました。丸くなっている方が健康だと思っていたのですが、三角の方が健康でした。
 次に歯のみがき方についてです。私も歯ブラシの他に簡単にできるデンタルフロスをできるだけ毎日やっていますが、歯をピカピカにするには歯ブラシの使い方が、とても大切だということがわかりました。まず、歯ブラシを歯の面にきちんと当て、毛先を歯と歯ぐきのさかい目に当てるようにするとよいです。次に軽い力でみがくことです。百五十グラムから二百グラムの軽い力でみがきます。最後は小さく動かす事です。私の考えでは一ヵ所十回くらいと思っていたのですが、実は一ヵ所二十回以上だそうです。他にも、デコボコした歯ならびは、歯ブラシをたてに当てて、一本ずつていねいにみがいたり、せの低い歯は、歯ブラシをななめ横から入れてみがいたり、工夫した歯のみがき方もわかりました。
 最後にデンタルフロスの正しい使い方です。歯と歯の接しているところを通すときには、力まかせにいきよいよく入れるのではなく、ゆっくりと小さく動かしながら入れると歯ぐきからの出入をふせぎます。中に入ったら両方の歯の面にそわせて上下に動かすと歯こうが良く落とせます。
 この歯みがき大会を終えて、私は、歯について知らないことがたくさんあると実感しました。また、歯みがき大会で学んだ事を、毎日実せんしていくことが歯と口の健康につながっていくと思いました。そこで、家でも家族に歯みがき大会のことを伝えて、自分に合った歯のみがき方などについて話し合いました。家族も歯ブラシのこまめなとりかえや、私がみがいていたあとに、かるくチェックしてくれるようになりました。歯みがき大会が、家族みんなで歯と口の健康を考える良いきっかけとなったと思います。これからも家族に協力してもらいながらすてきな笑顔でいられるよう自分の歯を大切にしていきたいです。
 

守り続けたい私の歯
品川区立立会小学校
5年 大島 花ノ子
 
 私は今、矯正をしています。上あごと下あごに、あごを広げるための器具を一つずつ付けています。半年ほど付けている必要があるそうです。付けてから私は、とても苦労しました。特に大変だったことが三つあります。
 一つ目は、とてもしゃべりにくいことです。空気がぬけている感じがして、口の中につばがたまってちゃんと発音するのが難しいです。特に
「き」が話しにくいです。「ち」や「し」などに聞こえてしまうので気をつけて話しています。
 二つ目は、ものが食べにくいことです。器具に食べ物がつまってしまうので、母におかゆを作ってもらっていました。せんい質のものは今も食べにくいです。最初のころは、ご飯も食べられなくて辛かったです。しかし、今は大体のものが食べられるようになりました。
 三つ目は、歯が痛いことです。歯の裏に器具を付けているので歯が裏から押されて、とても痛かったです。特に前歯が痛くて、ものをかむということもできませんでした。でも三、四日たつと痛みにも慣れてきて上手く食べられるようになりました。固いものも食べられるようになりたいです。
 私には矯正をして、なりたい自分があります。矯正といっしょに歯みがきもがんばって真っ白できれいな歯で笑いたいです。矯正自体は中学三年生くらいになるまで続くみたいだけど、矯正が終わるまでむし歯をつくらずに健康な歯と生活していきたいです。
 歯というのは人生を楽しくするものだと思います。矯正をして分かったことですが、歯が不自由だと食事をすることもおしゃべりをすることも楽しくなくなってしまいます。そうならないためには、毎日の歯みがきがとても大切です。私は、自分の歯を守り続けたいと思っています。自分のできることを一つひとつていねいにやって守ることにつなげていきたいです。
 

どうして歯みがきするの?
大田区立東調布第一小学校
5年 原 はるか
 
 「歯みがきしっかりやったの?」と、毎日、母から言われます。私は「どうしてこんなに歯みがきをしなくてはならないのだろう」と、いつも思っていました。そこで、今回、この作文をきっかけに、私は歯について調べてみました。
 まず最初に、「どうして歯があるのか」を調べました。歯の役割のひとつに食べ物をかむことがあります。歯でよくかんで、こまかくすることで、むだなく栄養を取りこみ、健康な体をつくることができます。また、歯があることで話すことができます。歯がなければ、きちんとした発音ができず、うまくしゃべることができないのです。もうひとつは、歯があることで力を出すこともできます。たとえば、とても重い物を持つ時、おく歯をかみしめると、大きな力を出すことができます。さらに、歯は顔の形を保つ役割をしています。
 次に「歯のしくみ」について調べました。歯の部分は、大きく分けて七つあります。一番重要なのは、エナメル質です。エナメル質とは、歯の外がわにあって、半とう明で体の中で一番かたいところで、骨よりもかたいところです。そのほか、象牙質というところがあります。象牙質とは、エナメル質の中にあり、クリーム色を帯びた黄色をしていて、歯の大部分を占めています。これ以外にも、歯ずいや、セメント質などもあり、これらで歯がつくられています。
 次は「むし歯になる理由」についてです。口の中には、七百種類もの「細菌」がいます。体にとって良い細菌と悪い細菌があります。悪い菌の住みかになっているのが歯こう(プラーク)であり、重さ一グラムの中には、千億個以上の菌がつまっています。むし歯は歯質・細菌・食べ物の三つの要素に時間の経過が加わってできると言われています。つまりこれら三つの要素が重なる時間が短ければむし歯になる可能性が低く、長くなればなるほどむし歯になりやすいのです。
 最後に、「むし歯の予防法」についてです。まず第一に、しっかり歯みがきすることが大切です。食事の後や、特に、寝る前は、しっかりと歯みがきをする必要があります。歯ブラシは、古くなると機能が弱まり、同じ時間をかけていても汚れをしっかり落とせなくなるので、一ヶ月を目安に新しいものと交換すると良いです。そして、紅茶やウーロン茶などのお茶や、ケチャップソースを使った料理など、色が強いものを口にすると、歯の表面に少しずつ色素沈着してしまうのです。それは長年使用した湯のみ茶碗の中をのぞいたときに、茶色い茶渋がこびりついていることと同様です。その茶渋は洗剤をつけたスポンジでゴシゴシこすっても簡単には落ちません。そこで、色の濃い食べ物を口に入れた後には、すぐに歯をみがくことができれば歯に色素が沈着しにくくなります。外出先では、それは難しいので、お水を一口飲んで、口の中全体にいきわたるように、ブクブクうがいをすると、少し防ぐことができるようです。最後に大切なのは、いつも口に食べ物が入っている状態だとむし歯になりやすいので、むし歯にならないためには、食事と食事のあいだに口を休ませることです。
 私は、歯をみがくことが、歯と口の健康にとってとても重要であることを学びました。これからは、この学びを忘れず、健康で元気に生活することができるように、しっかりと歯をみがく努力を続けていきたいと思います。また、今まで、私の歯を気使ってくれた母に感謝しています。そして、これからは、母に声をかけられる前に、忘れずにていねいに歯みがきをします。
 

ひみこも、私も、歯がいーぜ
大田区立東調布第一小学校
6年 浅田 優羽
 
 皆さんは「ひみこの歯がいーぜ」という言葉を知っていますか。これには、噛むという行動により、「ひ」肥満防止、「み」味覚の発達、「こ」言葉の発音がはっきりする、「の」脳の発達、「歯」歯の病気予防、「が」がん予防、「い」胃腸の働きの促進、「ぜ」全身の体力向上と全力投球という効用があるということを表しています。
 ひみこ(卑弥呼)は、歴史上の人物で、弥生時代に登場します。噛まない・噛めなくなった現在とはちがい、弥生時代はよく噛まなければ食べられない食事だったため、よく噛むという習慣がついていて、今、見直されています。
 今では「オカアサンハヤスメ」という言葉があります。子供たちの大好物、オムレツ、カレー、アイスクリーム、サンドイッチ、ハンバーグ、ヤキソバ、スパゲッテイ、メダマヤキ。どれもやわらかい料理で、よく噛まなくても食べられる食物です。今の子供が、よく噛まなく、噛めなくなるのも当然だと言えます。しかし、ゆっくり時間をかけて食べれば噛む回数は多くなります。だから、お母さんや、幼稚園・学校の先生方は、いつも、
「よく噛んで食べてね。」
と、言ってくれるのです。
 私は今まではその意味がよく分かりませんでしたが、最近、「ひみこの歯がいーぜ」を知ったので、よく噛むことが大切だということが分かりました。
 そして、噛むことは脳と関わっています。どういう強さで噛むのか、脳から歯へ指令が出されるのだそうです。「ひみこの歯がいーぜ」の、「の」脳の発達はこのことだったのです。
 これからの私たちが、よく噛むようにと気をつけていけば、もっと日本中の人たちが健康で長生きするようになるかもしれません。そのために、「噛む」という活動をする歯を大切にしなければいけません。特に、歯は笑ったり、しゃべったりする時によく見えます。他人に見られるならきれいにしないといけません。だから、ていねいに、鏡などを使って歯をみがくようにしていくとよいです。
 私は、朝は忙しいので時間がなくて、歯みがきをていねいにしていませんでした。すると歯ぐきの色がわるくなってきてしまいました。自業自得だと反省しています。これからは、きちんと歯をみがいてがんばりたいです。私は、これから三年後の東京オリンピックのときに、日本に来た、外国の方々に、
「日本人は歯がきれいだ」
と言われるくらい、日本中の人達が、きれいなピカピカの歯になれるといいなと思います。だから、私は、「ひみこの歯がいーぜ」を忘れずに、自分の歯を大切にしていきたいです。そして、「ひみこの歯がいーぜ」の意味をみんなにも広めていきたいです。日本だけでなく、世界中の人々が健康で長生きできるようになることを願っています。
 

未来へつながる矯正治療
大田区立入新井第一小学校
6年 土谷 姫粋
 
 多くの観光客がおとずれている日本。2020年にオリンピックの開催が決定し、日本が世界へ様々なことを発信していくようになりました。私は、オリンピックの時にきれいな歯ならびで道案内をしたり、ピカピカの歯で日本の文化を伝えたいと考えています。そのために、矯正治療と、勉強を頑張っています。
 私は、矯正の二期治療を始めました。一期とはちがい、全ての歯に矯正を付けています。月に一度ワイヤーを太くしに行っています。そのため、勉強中や運動中に痛くなり集中できないこともあります。特に、食事が大変です。ものをかむと、痛くなってしまい、かむ動作に時間がかかってしまいます。しかし、このデメリットに対して、考え方を私なりに変えてみようと考えました。食事に時間がかかってしまう分、そしゃく回数が増え、あごをきたえることができていると考えました。
 このように、デメリットをメリットへ変えることで、楽しく矯正治療ができていると考えます。二期治療を始めて今まで以上に歯みがきの大切さを感じています。ほぼ毎日母の歯みがきチェックがあります。むし歯の原因となるプラークを自分でとることが難しく、仕上げをしてもらうと、みがき残しが多く、自分では上手に歯みがきができていない現状です。プラークがたまってしまうと、歯ぐきも炎しょうを起こし出血もします。これは、歯も歯ぐきもボロボロになってしまうと思います。歯ぐきが弱くなると、歯がぬけ、歯がぬけると、食事がとりにくくなり、体に栄養がいかず悪影響を引き起こしていくと考えます。
 このことから、大事な体の一部である歯は人とのコミュニケーションをとることや、自分の第一印象になること、元気な体を維持すること、などたくさんの大きな役割を持っています。オリンピックの時には中学生になる私。乳歯のころから一本もむし歯がなかったことが自まんです。中学生になってもそう言えるように矯正治療を頑張ります。そして、歯みがきも自分でみがき残しがないように、一人でみがけるように衛生師さんのアドバイスを聞いて、努力したいです。
 

歯ならびと矯正
足立区立足立入谷小学校
6年 坂口 優香
 
 私の歯は、周りのみんなとは少しちがうところがあります。それは、歯ならびです。二年ほど前から、私は歯ならびがあまりにもひどすぎると感じるようになりました。写真の時に口をとじたり、手で口をふさぎながらしゃべったりして、私の歯をできるだけかくしていました。そんなことがつづいて、私は自分の歯がいやになるようになりました。
「どうして私だけこんな歯なの?」
 毎日のように思っていました。歯みがきはやりづらいし、からかわれそうでこわいし、もう、歯なんていらないと思うこともありました。どうしてこんな思いをしなくちゃいけないのか、どうして私と周りの人はちがうのか、そう思っている間に、私の歯ならびはさらにひどくなりました。自分のぎもんに自分で答えようと、どうして歯ならびがわるくなるのか調べてみました。
 幼いころの悪いクセが原因の場合があります。爪を噛んだり、指をしゃぶったりすることが歯ならびを悪くする原因につながる場合もあります。その他には、乳歯がいつまでもぬけない、乳歯が虫歯などの原因で早くぬけてしまったなどの原因もあります。乳歯には乳歯、永久歯には永久歯のはえかわるタイミングがあるということです。
 次に、歯ならびを治す方法です。やはり、自力では歯ならびを治すのは無理だと考えられているようです。しかし、治す方法はあるのです。知っている人も多いと思いますが、矯正というものがあります。この矯正について説明していきます。まず、種類です。一つ目は、金属ブラケット。
 歯の表側に接着するそうちで、金属製のブラケットです。このブラケットは丈夫ですが、銀色のため目立ちます。他のそうちに比べてねだんが安いです。二つ目は、審美ブラケットです。白やとうめい色の目立たない色を審美ブラケットと言います。金属ブラケットよりは少し強度が弱いのですが、非金属製のブラケットなので、金属アレルギーの人でも使うことができます。三つ目は、セルフライゲーションブラケットです。このブラケットは、痛みがへったり、効率的にちりょうができると言われています。サイズは大きいのですが、歯が動かしやすいブラケットです。四つ目は、裏側矯正です。歯の裏側にそう着するブラケットです。表からは見えないので、周囲の人から気付かれずにちりょうできます。五つ目は、ハーフリンガル矯正です。この矯正は、発音のじゃまになりにくくて、いいと思います。六つ目は、マウスピース矯正です。マウスピースはうすくてとうめいなので、周囲の人からほとんど気づかれません。指定された装着時間を守らないと、ちりょうの結果にえいきょうを及ぼすことがあるそうです。
 次に、矯正をするタイミングについてです。中高生の時が、ベストタイミングだと言えるそうです。なぜなら、その時期は歯も骨もしっかりしているから難しい症例がほとんどないからです。
 かんたんにまとめると、矯正には様々な種類があり、目立つものや目立たないものもあります。そして、中高生の時に矯正をするのがふさわしいということがわかりました。
 この作文を書いて、歯ならびが悪くなる原因や、矯正の種類など、私の知らないことをいくつも知ることができました。私の歯ならびがこれ以上悪くならないように、自分のクセなどに気をつけます。爪噛みをたまにやってしまうので、やらないように意識します。歯医者さんと、私の歯にはどの矯正が合うのか相談します。歯ならびをよくして、これまで以上に明るく笑えるようになりたいです。私は変わります。
 

8028をめざして
多摩市立東落合小学校
6年 甘利 瑞季
 
「やった!」
 歯科検診の結果が返ってきた。むし歯や歯こうのところ全て「なし」に丸が付いていた。私がアメリカから日本に戻ってきた五年生から六年生の今日まで一度も「むし歯あり」となったことがない。なぜ、むし歯ゼロでいられるのか自分なりに考えてみた。すると理由は二つあること
に気付いた。
 一つ目は、アメリカにいたときに取り組んだ「予防歯科」の考え方だ。私は二年生のころから、アメリカに二年半住んでいた。アメリカでは、学校におかしを持っていくことも、食べることも自由だ。もちろん、歯みがきタイムもない。しかし、アメリカでは、多くの人が、むし歯がひどくなる前に、定期的に歯科医院に行っている。日本は、どちらかというと「むし歯になってから行く。」という考え方がまだ多い。しかしアメリカでは、「むし歯を予防するために行く」という考え方が多い。そのためか、アメリカでは子供専門の小児歯科がたくさんある。もちろん、日本でも小児歯科は増えている。私の家の近所にも、テーマパークのような明るい建物の小児歯科ができた。思わず入りたくなるようなふんいきだ。私が通っていた歯科医院も同じようだった。そのおかげで、私はこわがらずに半年に一回、歯科医院へ行くことができた。その他にも、私は知らなかったのだが、アメリカでは水道水自体に歯を強くするフッ素が入っているらしい。色々な考え方はあるけれど「予防をする」という強い姿勢の表れのように思う。
 二つ目は、母が私に正しいはみがきの習慣を身につけさせてくれたことだ。母は、私が歯みがきをしないで寝ることは絶対許してくれない。ソファでうとうとしてると、必ず「はみがきしたの?」と言われる。そのおかげで、私はねる前に、自分から歯をみがく習慣が身についた。ま
た、母から教わった方法で歯をみがいている。「細かく、やさしく、ていねいに」母は、合言葉のようにいつもこの言葉を言う。そして、いつのまにか、このみがき方は、私の中で当たり前になっていた。「当り前」になっているというのはとても重要なことだ。母がしてくれた仕上げみがきによって、口の中がさっぱりした感じも「当たり前」になっている。
 8020は、80才で大人の歯を20本残そうという取り組みだ。しかし私は、80才で大人の歯二十八本全部残るようにしたい。名付けて8028運動だ。それを実現するために、そのスタートとして、定期的に歯科医院へ行き、歯のチェックをしてもらう。そして、これまでに母から教わったみがき方で、毎日歯こうをしっかり落とす歯みがきを実践していきたい。私の8028運動は始まったばかりだ。机には、こっそりと自分で作った8028のシールがはってある。色々苦労はあると思う。しかし目標を失わずに、一日一日がんばっていきたい。
 

歯の大切さを教えるために
多摩市立東落合小学校
6年 藤島 ななみ
 
「うわっすごいね。歯がまっかだよ。」
 今日は委員会で、歯のそめ出しを行った。みんなの歯を見てまわっていた保健の先生は、私の口
を見て思わず言った。自分でも歯がまっかだと言うことは予想していた。なぜなら、歯みがきをしていると言っても、時間は短いし、ただ歯ブラシを口の中で動かしているだけだったからだ。
 まずは、一本だけをていねいにみがいてみた。すると、他の歯に比べて、舌でさわってみると、とてもツルツルになった。周りを見ると、みんな前歯一本だけまっ白になっていて、なんだかおもしろい光景だった。その歯と同じように、時間をかけ、鏡をみながら、しっかり歯ブラシがあたるようにみがいていくと、他の歯もどんどん白くなっていった。一生懸命みがいているつもりでも、ちっともみがけていなかったのだ。その時、私は、びっくりすると同時に、くやしい気持ちになった。
 そこで私は、保健の先生に歯科検診の結果について、くわしく聞いてみた。すると永久歯にはなかったが、乳歯に5本もむし歯があることがわかった。さらに、歯こうも多くあり、歯石も「あり」となっていた。私の口の中は、最悪だった。「これではマズイ」と思い、学校で友達と歯みがきの仕方を教えてもらうことにした。朝の歯みがきがしっかりできているかを確かめるため、朝早く学校に行き、そめ出しを行った。私は、しっかりみがいたので、少しだけ自信があった。しかし鏡を見てみると、委員会の時とほぼ変わらない状態だった。「なぜ一生懸命みがいたのに同じ結果なの?」とくやしい気持ちよりも、不思議な気持ちでいっぱいだった。もう一度、みがき方を一から教わると、自分の歯みがきの悪いところが、だんだんと明らかになっていった。歯ブラシを大きく動かしすぎてしまうため、よごれている部分にきちんと、歯ブラシがあたっていなかったのだ。さらに私の歯は、みぞが多く、でこぼこしているため、色々な方向から歯ブラシをあてなければならなかった。歯と歯肉の間もほとんど歯ブラシがあたっていない状態だった。そこで私は、まず歯ブラシを細かく動かすようにした。そして、鏡を見ながら、歯こうがたまりやすいところに、歯ブラシの面がしっかりあたるように心がけた。自分の弱点がわかった私は、一人でもそのみがき方が出きるかを知りたくて、翌朝もそめ出しをして欲しいとお願いした。
 翌朝、気合が入っていたはずなのに、私はねぼうをしてしまい時間が無く、教わったみがき方で急いでみがいて家を出た。結果を見るのがこわくて、しばらく友達と口をかくしたままだった。「せーの」と言って鏡を見ると、二人とも昨日とは比べものにならないぐらい赤い部分が減っていた。私は友達と、思わず「ヤッター!」とさけんだ。なぜ昨日よりみがいている時間が短いのに、良い結果になったのだろう。それは、短時間でも歯ブラシがしっかりと、よごれにあたっていたからだと思う。私は、このみがき方を続けていこうと決意した。
 私は将来、命に向きあう助産師になりたい。助産師は、出産を手伝うだけでなく、妊婦さんの健康を、サポートすることも仕事だ。私はその夢に向かって、調べたことを書く「助産師BOOK」を作っている。調べてみると、妊婦さんは、普通の人の二十五倍もむし歯や歯肉炎になりやすい等、口の中の健康が大きな課題だということがわかった。私は、そんな妊婦さんの口の健康を守り、歯の大切さを伝えられる助産師になりたい。そのためにまず、毎日の歯ブラシをていねいに行い、自分自身の歯を大切にしていきたい。
 
 
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