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平成29年度「歯の作文」最優秀作品

 
江東区立第二大島小学校6年
わたなべ はづき
渡邉 葉月
作文『ライバルのおかげ』

文京区立茗台中学校3年
ささき さら
佐々木 レヴィ沙羅
作文『美しい歯で笑顔をきれいに。』

 
 
ライバルのおかげ
江東区立第二大島小学校
6年 渡邉 葉月
 
 私は小さい頃むし歯がありました。「毎日お母さんにみがいてもらっているのに、どうしてむし歯ができるのだろう。」と思っていました。私には姉がいますが、姉にはむし歯はありませんでした。
 私のむし歯はあまりいたくならなかったので、ほとんど気にしないでいました。小学三年生になると乳歯だったむし歯の歯は抜けて新しく永久歯が生えてきました。四年生になって歯医者さんに行くと、むし歯になりそうな歯があるので気をつけてくださいと言われました。そこで、毎日ていねいに歯をみがくようになりました。その頃、姉が歯について書いた作文を母から見せてもらう機会がありました。その作文には、私のことが書かれていました。「私はむし歯がありません。でも私の妹は、お母さんにみがいてもらったりしているのに、むし歯があります。」と書いてあり、なぜかとても悔しくなりました。それからは、毎日の歯みがきを姉よりも長くみがくようにしました。それをずっと続けて、生えかわった永久歯には、むし歯がありません。乳歯のむし歯が一本ありますが、歯医者さんにはこのままで大丈夫と言われています。
 最近、姉は中学生になって忙しいせいか、朝は歯みがき粉をつけないでみがいています。私は姉より丈夫できれいな歯になれるチャンスだと思い、時間が少ない朝でも歯みがき粉をつけて、ていねいにみがいています。また、新しいむし歯は絶対に作らないと決めて、歯を大切にしています。そして、今まで何度も通っていた歯医者さんにも定期健診以外は行かなくても良くなりました。今は、乳歯のむし歯が早く抜けてむし歯ゼロになる日が早く来ないかなと思っています。
 以前、友達に「口を開けてみて」と言われたことがありました。その時、私にはいくつもむし歯があったので、恥ずかしくて口を開けてみせることはできませんでした。でも今は、ほとんどむし歯がないので、自信を持って大きな口を開けることができます。テレビを見ていても歯がきれいな人は、自信たっぷりに笑っていて笑顔がとても素敵です。また、むし歯がないと、なんでもよくかむことができるので、食べ物をおいしく食べる事ができます。私もむし歯のないきれいな歯で、自信をもって笑い、食事をおいしく食べたいので、これからもきれいな歯を守っていきたいと思っています。
 私はこれまで、姉には負けたくない、「姉はライバル」と思って歯みがきをがんばってきました。そのおかげで、ほとんどむし歯がなくなり、歯をみがくのが楽しいと思えるようになりました。今では「ライバルの姉」にとても感謝しています。その姉にもいつまでもきれいな歯でいてもらい、おばあちゃんになっても、おいしく食事ができて、自信をもって笑い合える姉妹でいたいと思います。
 

 
「美しい歯で笑顔をきれいに。」
文京区立茗台中学校
3年 佐々木 レヴィ沙羅
 
 昨年、私は歯の矯正をしていた。昔から、八重歯に悩んでいたからだ。
 矯正を始める前、私は少し不安だった。矯正をしていた友達は、「痛くて大変だよ。」と言っていたし、親からは、「矯正中は歯磨きが難しいから今の倍くらいしっかりと磨かなければむし歯になって、逆にみにくくなる。」と警告されていた。しかし、上手くいけば歯が整ってきれいになるという言葉を信じて矯正を始めた。
 始めてからも、様々な苦難があった。まず食事についてだ。初めはあまりにも痛く、米一粒さえ食べれなかったほどで、とても辛かった。二つ目は、滑舌である。演劇や歌が好きな私は、度々公演にも出ていた。ただでさえ、滑舌が悪いことがコンプレックスだったのが、矯正をすることで悪化した。劇や歌はもちろんのこと、日常生活でも、言いたいことが伝わらず困ったことを覚えている。三つ目に、歯磨きである。親に言われた通り、矯正中の歯磨きは大変だった。一本一本丁寧に磨かなければ、歯ブラシの毛先が針金にひっかかり、無理やりとろうとすると歯ブラシが痛み、その後使えなくなるということもよくあった。日に日に、歯磨きが嫌いになってきて、歯を磨く時間が短くなっていた。すると、歯医者に怒られ、親に怒られ、矯正をしたことを後悔もした。
 ところが、慣れていくと、それらの苦難の中にも楽しさを見いだせるようになった。針金を避けるには、スリルもあったので、ゲーム感覚で歯磨きができた。歯を丁寧に磨いて歯医者にほめられると嬉しく、達成感があった。そして何より、外したときを想像すると頑張ることができたのだ。きれいな笑顔に、真っ白な歯に少しずつでも近づきたかった。毎日歯が整っていくのと同時に、矯正器具を外す日も近づいてくる。私の期待も、段々とふくらんでいった。
 そして、いよいよ器具を外す時がきた。外した瞬間、まるで重荷がとれたかのような爽快感を覚え、楽になった。もちろん八重歯の問題も解決されて、幸せな気分だった。しかしその後、医師が私に告げたのは思いもよらぬ一言だった。「むし歯ができているので治療しなければなりません。」その言葉を聞き、私は悲しんだ。やっと歯がきれいになってもう問題はないと思っていたためだ。幸い、初期のむし歯だったのでそこまで大変な治療は免れたものの、完璧に歯を磨けたつもりになっていた私は、悔しかった。「矯正がおわったら、むし歯が発見されるなど、よくあることです。」と言われてもなお、悔しさが募るばかりだった。
 泣く泣く治療をし、今では特に問題なく、毎日歯磨きを欠かしていない。白い歯で、良い笑顔をつくるために、努力をしている。矯正をしていたころのことを、頭に思いおこしながら。
 矯正は、私に辛さ、大変さ、悔しさ、悲しさや、楽しさ、嬉しさを与えてくれた。後悔したことも、嫌になったこともあったが、今では良い思い出だ。他の人が経験できなかったことを、学べなかったことを学べた。この経験をずっと忘れずにいたい。そして、一生八重歯、むし歯などとは無縁な、人生を歯牙春色できるくらいに楽しもう。これからは、歯の問題で歯がゆい思いなどしたくない。だから、歯磨きを欠かさないようにする。昔から、「歯科医院とは嫌な所だ。」という固定概念をもつ人が多い。しかし、そんなことはない。嫌なこともあるが、その分喜びがある。一人一人が歯磨きを好きになれば、より健康な笑顔あふれる世界を創れるのではないか。永遠に、白い歯で笑っていこう。
 
 
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